適切な露点計、水分計の選び方

適切な機器選定を行う際にまず確認することは、どのような目的で露点や水分を測定するかが重要になります。
例えば開発が目的でなるべく正確に水分量(露点)を測定したい。
使用している計器を結露から守るために露点を測定したい。
生産管理のために使用しているガスの露点を知りたい。

その目的により、どの程度正確に水分量を計測するかが変わります。
もちろんコストも変わります。
また必要となる付帯設備等の要求も変わります。

重要になるのがコストになると思います。いくらでもコストをかけれるのであれば。現在各国の標準研究室が比較テストに採用しているレーザー式(CRDS方式)の採用が最も正確、迅速に水分測定が可能でしょうか。ただし最低でも数百万円から1千万円以上のコストがかかります。
開発目的や半導体の製造ガスなどの分野でないと、1千万円以上のコストはかけれないのが現実でしょう。
また使い勝手も重要な選択の要素でしょう。生産現場などでは現場の環境に適切な機器の選定も重要になります。
どこまで正確に測定を行いたいのか?
現場での使用に関して適切か?
コストはどこまでかけれるか?

これらを正しく判断することが重要となります。